博報堂さまからリニューアル発行された『広告』という雑誌が話題になっています。
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「1円」というインパクトある価格設定のため、Amazonを始めとしたオンライン書店、実店舗も売り切れ間近ですが、今回当社でこの『広告』の用紙選定のお手伝いをさせていただきました。
さて、この『広告』ですが、まずは加工面が面白い。
表紙は箔押ししてから一回剥がす事により、メタリックが剥げたよおうな効果を狙ってみたり、綴じをPUR製本にしてノドの部分まで開けるようにした上であえて背表紙を剥がしてみたり、三方立ちをして本に仕上げたあと小口の部分をミーリングして指にページが引っかかってめくりやすくしてみたり、と面白い加工になってます。
そして、紙の話。今回の本文用紙では黒ベタ白抜き文字、銀ベタ白抜き文字、4c/0cのページなどがあるために、裏抜けに対する適応や4色印刷に対する印刷適性が求めらました。さらに680ページというページ数に対して本が重くなってもいけませんので、嵩高な部分も求められました。今回、紙決めまでに半年以上、色々な紙を提案させていただき、トライ・アンド・エラーと繰り返しましたが、いい本に結果仕上がっています。
ご興味を持たれた方、新しい紙と加工を試してみたくて相談してみたい! という方、ぜひ当社にご連絡ください。